2021/01/28

2021年1月号特集「経済統計の新たな調査体系」

この特集について
近年、急速な変革が進む我が国の経済統計の最新の動きを紹介しています。
統計調査における回答負担の軽減に配慮が求められる中にあって、経済政策や景気判断などに役立つ、正確で詳細な経済統計を作成するために、統計作成機関は舞台裏で様々な創意工夫が行っています。
この特集を通じて、その新たな動きについて理解を深めていただければ幸いです。

巻頭言
「経済統計の見直しを俯瞰する」
  東京大学名誉教授、情報セキュリティ大学院大学客員教授 廣松 毅

特集論文・論考
「経済統計の再編に立ち会って-経済構造実態調査の創設と初めての実施」
  総務省統計局調査企画課課長補佐 最上 桂
「事業所調査の新たな展開『令和元年経済センサス-基礎調査』」
  総務省統計局情報管理課 星野 健
「整備が進む 我が国の事業所母集団データベース」
  法政大学経済学部教授 菅 幹雄
「大規模企業の報告負担軽減に向けた取組-「企業調査支援事業」の実施について」
  (独法)統計センター『統計』編成部経済統計編成課
    調査支援室長  深田 浩司


2020年12月号特集「感染症対策と統計」

この特集について
コロナウイルスの最初の発見から約1年、国内の感染はなかなか収まる気配を見せていません。
感染症対策には、疫学、医療経済学、ビッグデータなど様々な科学の知見を活用する必要があり、その元となる研究では、統計データと統計学が不可欠な役割を担っています。
今回の特集では、感染症対策において統計学がどのように役立っているか、各分野の専門の方々に解説していただきました。
統計学の幅広い役割について理解を深めていただく一助となれば幸いです。

巻頭言
「感染症とデータ駆動型社会」
  中央大学理工学部教授・データサイエンスセンター所長 樋口 知之

特集論文・論考
「公衆衛生や疫学における統計」
  統計数理研究所准教授 船渡川伊久子
「数理モデルと感染症の自然史を記述する諸量の推定」
  長崎県立大学シーボルト校 情報システム学部准教授 斎藤正也
「モバイル空間統計でみる新型ウイルス感染症の人々の行動への影響」
  NTTドコモ ウォレットビジネス推進部主査 永田智大
  NTTドコモ クロステック開発部担当部長  寺田雅之
「新型コロナウイルス感染症が家計に与えた影響
 - 米国を対象とした短期的評価研究のサーベイ -」
  慶應義塾大学経済学部教授 井深陽子