2020/07/29

2020年8月号特集「ミクロデータによる実証分析」

巻頭言「「新時代」におけるミクロデータの利活用」
  独立行政法人統計センター理事長 笹島 誉行
特集論文・論考
「公的統計ミクロデータの利活用状況と課題:提供者及び利用者の観点から」
  総務省統計データ利活用センター長 高部 勲
「海外における公的統計ミクロデータの利活用の現状」
  中央大学学部経済教授 伊藤 伸介
「公的統計ミクロデータコンソーシアムの活動状況と課題」
  大学共同利用機関法人情報システム研究機構
   統計数理研究所教授 南 和宏
「匿名データにおける学術研究目的での利用経験を活かした高等教育目的への拡張」
  一橋大学経済研究所 白川 清美
「公的ミクロデータによる活用事例」
  和歌山大学観光学部教授 大井 達雄

2020/07/01

2020年7月号特集「水害をデータから読み解く」

このところ毎年のように、夏から秋にかけて激しい集中豪雨が発生し、大規模な水害が起こっています。このような異常気象は地球温暖化に起因するものと言われており、日本だけではなく、世界的な広がりを見せています。災害に関する報道を見るにつけ、自然の猛威の恐ろしさが感じられます。
今月号では、水害に焦点を当てて、統計や様々なデータから実情、課題、対策などを論じます。水害は統計的にとらえることが難しい現象ですが、国土交通省が「水害統計調査」(一般統計調査)を実施するなど、データの整備は進められており、またそれらに基づく分析も行われています。この特集では、水害を様々な角度から6人の識者に論じていただきます。

「巻頭言 水害をデータから読み解く - 自然災害に備える -」
 乾 友彦(学習院大学国際社会科学部教授)

「世界各地で激甚化する水災害と減災に向けた取り組み
 深見和彦(前 土木研究所水害・リスクマネジメント国際センター
        水害研究グループ長
      現 同研究所企画部研究企画監)

「サイクロン避難時におけるコミュニティの役割-バングラデシュの事例-」
 庄司匡宏(東京大学社会科学研究所准教授)
 村田 晃(千葉経済大学経済学科准教授)

「国土交通省における水災害に関する情報提供と利用の仕方」
 白石雅寛(国土交通省水管理・国土保全局河川計画課
        河川経済調査官)

「国土交通省水害統計調査からみる近年の我が国の水害被害の状況」
 佐藤彰洋(横浜市立大学大学院データサイエンス研究科教授)