2020/05/02

2020年6月号特集「スポーツアナリティクス」

初中等教育、高等教育においては、データ解析のための教育が充実しつつあります。様々なデータ分析コンペが実施される中、スポーツデータ解析コンペは今年度で10回目を迎えようとしています。東京オリンピック、パラリンピックは1年延期となりましたが、この機会をとらえて、スポーツデータ解析の水準向上と普及を目的として、この特集を企画しました。4種目のスポーツに焦点を当てて、その道の専門家が解説します。

「巻頭言 スポーツアナリティクスについて」
 田村義保(統計数理研究所特任教授/名誉教授)
「サッカーのデータ分析の最近の動向:トラッキングデータとその周辺」
 土田潤(東京理科大学工学部助教)
 宿久洋(同志社大学文化情報学部教授)
「フェンシングとスポーツアナリティクスー東京オリンピックに向けた取り組み」
 千葉洋平(公益社団法人日本フェンシング協会強化本部アナリスト)
「名将野村監督と星野監督の采配を可視化するースポーツデータ解析から」
 三家礼子(早稲田大学理工学術印研究センター客員教授)
 山下璃久(早稲田大学大学院基幹理工学研究科表現工学専攻)
「データサイエンスから視るAI卓球の可能性」
 林勲(関西大学大学院総合情報学研究科教授)
 入江穂乃香(関西大学大学院総合情報学研究科)
 関谷侑希(関西大学総合情報学部)
 中山雅宗(オムロン株式会社技術・知財本部)
 八瀬哲志(同上)

2020年5月号 特集「中国経済はどこへ向かうのか?」

新型コロナウイルスの感染拡大により、世界の景気は過去に例を見ないほどに悪化している。中国では、感染が終息しつつあるとされてはいるものの、経済の悪化は著しく、このことは世界にも波及すると懸念されている。ウイルスの流行以前から、中国とアメリカの対立により、中国の成長モデルは揺らぎつつあるほか、これまで推進されてきた「一帯一路」構想も批判を浴びるなど、曲がり角を迎えている。現下の厳しい状況に直面する中国経済の現状と展望について、有識者が様々な角度から論じる。

巻頭言「中国経済はどこへ向かうのか?」
 西岡慎一(日本経済研究センター主任研究員)
「新型肺炎が中国経済に与えた影響を人流データで読み解く」
 丸川知雄(東京大学社会科学研究所教授)
「新型コロナウイルスと中国経済ー財政・金融政策を中心に」
 梶谷懐(神戸大学大学院経済学研究科教授)
「米中貿易摩擦の賢首と展望ー鮮明になったデカップリング傾向」
 関志雄(野村資本市場研究所シニアフェロー)
「一帯一路のの現状と展望」
 遊川和郎(亜細亜大学アジア研究所教授)

日本統計協会 月刊誌『統計』