コロナ感染者が日本で最初に発見されてから1年。第一波は何とか乗り切ったものの、その後感染は再び増加し、1月7日には緊急事態宣言が発出されました。感染抑制と経済活動の両立の難しさを痛感させられます。
このような時にこそ、統計データの分析を通じて、取り組みべき課題や今後の対応を冷静に分析することが大切です。
この特集では、コロナ禍における社会・経済の状況について、4人の専門家に経済、社会、国民生活、国際経済など多角的な視点から分析・考察しています。
コロナに伴う社会・経済の諸課題の理解に役立てていただければ幸いです。
巻頭言
「コロナ禍における社会・経済」
学習院大学国際社会科学部教授 乾 友彦
特集論文・論考
「コロナ禍の日本経済をどうみるか」
みずほ総合研究所エグゼティブエコノミスト 門間 一夫
「2020年の感染拡大と労働市場」
東京大学社会科学研究所教授 玄田 有史
「ウィズコロナ・ポストコロナの消費者像」
ニッセイ基礎研究所生活研究部主任研究員 久我 尚子
「ポストコロナの世界経済の行方」
第一生命経済研究所調査研究本部
上席エコノミスト 西濵 徹